臨床研修修了式

水島歯科と研修に参加した協力型施設、その他の歯科グループ内の事業所をオンラインでつないで研修修了式を開催しました。一人一人に研修修了書を授与し、指導医からの1年間の研修を通してのコメント、今後に向けての激励の言葉もあり、研修医全員の研修が無事修了したことを、グループ全体で共有しました。

1年間、お疲れ様でした~!!

~研修を終えて、とある研修医の感想~

「最初はほとんど何もできない状態だったんですけど、たくさんの処置やいろんな経験をさせて頂いて、ここまで一年間やってくることができました。歯科医師の先生だけではなく、衛生士の皆さんにもたくさん助けられて、患者さんへの接し方とか、診療の回し方とかたくさん学んで、今後に生かせる研修ができたかなと思います。来年は、まだまだ課題もたくさんあるのですが、少しずつできることを増やしていけたらなと思います」

MTM研修会

今年度2回目の歯科グループ全体の研修会はMTMをテーマに行いました。

矯正担当歯科医師が講師となり、症例紹介(下顎補綴前、上顎補綴前+上下顎審美改善、上顎・下顎歯周治療、上下顎 MTM+小臼歯移植、下顎埋伏智歯牽引など)しながらの講義と模型を使用して、上顎側切歯の挺出(エクストルージョン)下顎第二小臼歯舌側転移の改善、下顎第二大臼歯の整直(アップライト)の実習を行いました。

~若手歯科医師の感想~

「実際に行った症例を交えながら、MTMでできることを学ぶことができた。画像や動画も交えながらの説明だったのでイメージがわきやすかった」

「学生の時は実習でしかプライヤーを使用したことがなかった中で、ワイヤー曲げのポイント等もよく分かった」

「模型を用いて実際に自分で行うことで、ワイヤーの曲げ方やゴムのつけ方についてよく理解することができた」

管理型プログラムB N先生

8月から研修先が水島歯科診療所から玉島歯科診療所に変わり、新たな環境での研修となりました。最近では、う蝕処置や根管治療はひとりで任せてもらえるようになり、新たに被せの土台の歯の形成や少し難しい抜歯、縫合などに取り組んでいます。

前の研修先の水島歯科診療所では同期の研修医が3人おり、週1回の講義・実習をみんなで受けて新たな治療を学び、臨床への実践をしていくという流れでした。玉島歯科診療所では研修医はひとりだけで、私が次にできることを指導医の先生方が提示してくださいます。

また、診療の場で経験する機会が多いため、学べることが多いと感じます。もちろん自分の力でうまくいかない時は、指導医の先生がアドバイスをくださったり、できないことは代わってくださったりします。経験の少ない私でも安心して診療にあたることができています。

ここまで、あっという間でした。残り半年ですが、少しでも多くの知識や技術を学んで、一人前の歯科医師となれるよう、日々精進していきたいです。

歯科医師研修会

定期的に歯科グループ全体の歯科医師が集まって研修会を実施しています。この日の研修会の前半は3つの症例報告があり、根管治療でのビタペックスを使うタイミング、小臼歯の挺出と根尖側移動術、ラーニングステージに応じた力と炎症のコントロールなどについて、質疑で深めました。後半は5グループに分かれ症例検討を行いました。

~若手歯科医師の感想~

「実際の症例を使ってのディスカッションは学ぶことが多かった」

「MTMやインプラント、バイトアアップなど治療計画は自分でしっかり立てたことがなかったので、他の先生方の意見を聞くのは勉強になった。経験年数に応じて必要なスキルについて知ることができ、常に学び続ける姿勢が大切だと思った」

「考慮すべき点がポイントいくつもあり難しい症例だったが、いろいろな先生の意見を聞く中で、自分はまだ視野が狭いと実感した」

管理型プログラムA M先生

水島歯科診療所での研修が始まり、4か月が経ちました。診察では麻酔から始まり、軟象除去・CR充填・抜歯・エンドなど少しずつできることが増えてきました。

患者さんの口腔内は当然ですが一人ひとり異なり、うまくいくことばかりではありません。ですが、私が行った処置を確認しフィードバックしてくれる先輩先生方、いつも優しく声をかけ手を差し伸べてくれるスタッフの皆さんに支えられ、充実した毎日を送っています。早くできることが増えるようにしっかりと勉強・練習し、患者さんに信頼される歯科医師になりたいと思います。

管理型プログラムA H先生

臨床研修が始まり2か月がたち、日々の診療の流れにも少しずつ慣れてきました。診療室での研修のスタートは、麻酔をすることからでした。学生時代には麻酔をする機会がほとんどなかったので、初回はとても緊張したのを覚えています。今は、う蝕治療の実習も始まり、実際に患者さんを治療できるように練習を重ねている最中です。

日々の診療の中では、「どうしたら患者さんが出来るだけ楽に過ごせるのか」「どう説明すれば理解につながるのか」、先輩先生方の診療の様子をはじめとし、衛生士の方や助手の方の対応の様子などから学ぶことは多いです。

また、歯科技工室で週に一度 、技工実習を行っています。石膏でできた棒を石膏刀を使用して歯の形に削っていくという歯型彫刻実習をしています。今後は義歯やCrの実習の予定です。普段診療室では目にしない過程を行うことで、自分たちの仕事への理解が深まるのだと思いました。

臨床研修医の日常

毎週水曜日午後は診療がなく、他職種も交えたミーティング、職種別の学習・研修の時間です。臨床研修では、まずは最初の3カ月の間に、この時間を使って、高頻度治療の基礎的な手技を研修していきます。また月に1回は医局会議を開き、日常の医療活動や育成の状況を話し合い、学習なども行います。

座学の後、指導医の指導元で実習が行われ、できることを一つ一つ増やしています。

研修医同士での相互実習

研修記録を専用アプリ「アルファ」に入力中

1人1台の研修用マネキン

新入職員研修会

2022年度も歯科グループには、歯科医師4名、歯科衛生士4名、歯科技工士1名、事務2名の職員が入職しました。毎年恒例のレゴブロックを用いての新入職員研修会が行われ、「自己紹介」、「理想とする歯科診療所」をテーマにブロックで作品をつくり、各自の考え表現し、ディスカッションで共有しました。

~感想~

「レゴブロックを使い作品を作りましたが、人の考えの多様性を感じた。自分の考えつかないような理想を込めた作品もあり、最後はたくさんの意見が飛び交っていました」

「グループワークでは楽しみながら自身の考えや価値観とは異なる様々な意見を伺うことで、自分の視野を広げることができた」